#想像を絶する災害#水が迫り、#空気がなくなり……#河南省鄭州#地下鉄車両内
20日夕方、集中豪雨に見舞われた中国中部・河南(Henan)省鄭州(Zhengzhou)市の地下鉄に大量の水が流れ込んだ様子を映した多数の動画が微博(中国のtwitter)に溢れました。
ある女性は、「もう話せない、あと20分で助けがこなければ、何百人もが命を落としてしまう」と状況を伝えていました。
どれも悲惨な状況を映し出していましたが、救助されて方々がその時の車内の様子を語っています。
ー証言の一部ー
「閉じ込められてから1時間後、車内は暗闇に包まれ、酸素レベルが下がっていった。本当に怖かった。一番恐ろしかったのは水ではない、空気がなくなっていくことだった」
「ドアの隙間から水がどんどん入ってきて、可能な人は全員、座席の上に立った」
「車両によっては、水位がかかとから腰、首の高さまで徐々に上昇する場所もあった。パニックに陥った乗客が上に伸び上がって空気を求めたり、背の低い人を引き上げて助けたりした」
「30分もするうちに車内の水位がどんどん上がって、足首から膝、首まで水に漬かってしまった」さらに「停電が起きた。その30分後には息をするのも困難になった」
救助隊は窓ガラスをたたき割ったり、客車の天井を壊して乗客を救助したと報じられています。
どれだけの車両が濁流に巻き込まれ動けなくなったのかどれだけの方々が亡くなったのか、想像を絶する悲惨な災害、人災ではないでしょうか。
出所:AFP