憂国爺のひとり言

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#恒大、不動産バブル破綻⇒地方政府債務不履⇒中国財政破綻⁉

中国情報

財政破綻 中国都市の債務比率500%

10月5日中国共産党中共メディアの数拠宝とテンセントファイナンスが共同で中国の86都市の債務比率と負債比率を分析した都市負債比率ランキングを発表しました。債務規模の大きさを測るために用いられる債務比率ですが、2020年に債務比率が500%を超えた都市が12あり、そのうち貴州省貴陽市政府の債務比率は929%黒竜江省ハルビン市政府の債務比率は764%となっています。

 負債比率は経済規模が債務を受け持つ能力を表しますが天津の負債比率は79.29%と最も高く深圳の負債比率は6.85%と最も低くなっています。
 アメリカサウスカロライナ大学 エイケン校ビジネススクールの謝田教授は地方政府の債務比率の高さは中共政府全体の債務比率や負債比率に関係していると指摘しています。中共の公式統計によると2021年上半期中国の31の省市の中で財政黒字を記録したのは上海だけで、他の30省市は支出を賄う事が出来ませんでした。

  詳しくは下記URLをご覧下さい

https://www.youtube.com/watch?v=wksdqswTvtg

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中国不動産開発の花様年、債務を返済できず 恒大以外にも危機波及の懸念

香港(CNN Business) 高級集合住宅を手掛ける中国の不動産開発会社、花様年控股集団は今週、計3億1500万ドル(約350億円)の債務の支払いができなかった。肥大化した中国不動産業界において、経営難の中国恒大集団以外にも財務のひっ迫が広がっているとの懸念が高まっている。 深センに拠点を置く花様年は証券取引所への声明で、4日に償還期限を迎えた2億600万ドル規模の社債を償還できなかったと説明。現在は「グループの財務状況や現金ポジションに影響が出る可能性」を見極めているところだと明かした。 これとは別に、売り上げベースで恒大に次ぐ国内2位の不動産開発会社、碧桂園の不動産管理子会社も、花様年が約7億元(約120億円)の融資を返済できなかったことを明らかにした。

詳しくは、下記URLをご覧下さい


 共同富裕という政策を推進している中国に有って、今回の恒大の危機の対処の仕方を見てみましょう!
中共は、まず第一に国有銀行や金融機関の貸付金はまず保護します。
第二に社会保障基金などの大型国有機関が抱える債務を腐らせてはならないので、彼らが買った債権や理財商品の資本の一部が戻ってくるでしょう。
しかし、自発的または非自発的に理財商品を購入した一般の人々や従業員は最も多くの物を失うでしょう!
 中国不動産業界のドミノ倒しが現実のもとなりつつあり、これが金融機関まで波及するか注目が集まっています。