憂国爺のひとり言

日米中の最新情報をお伝えして行きます

中国不動産大手#富力地産#総負債額は約5.6兆円

     中国不動産開発大手、碧桂園集団の香港子会社は20日、同業の富力地産股份有限公司(以下は富力地産)との間で、富力地産の子会社である富力環球の株式100%を100億元(約1700億円)以下の価格で買収することで意見一致したと発表した。

香港紙・香港経済日報21日付によると、6月30日時点で、富力地産総負債額は3318億元(約5兆6191億円)。仮受金を除いた負債比率は74.9%。純負債比率は123.5%。流動比率は0.55となっている。中国当局が不動産開発企業に対して制定した総負債、純負債、流動性に関する3つの融資制限指標、いわゆる「3つのレッドライン」を越えたという。
詳しくは、下記URLをご覧下さい。

#中国不動産会社#毎日一件#倒産

   中国メディア「時代週報」によると、今年度に入ってから中国不動産会社の274社が倒産している。毎日平均1社が倒産している計算だ。

融創中国・代表取締役の孫宏斌(そん・こうひ)氏は先日、今年後半の不動産市場は「惨烈」となり、「我々以外の会社は破綻する可能性がある」と発言した。

近年、中国当局は「家は居住のためものであり、投資用のものではない」と宣伝している。特に昨年後半からは管理当局が「3つのレッドライン」を提唱。不動産会社のレバレッジを制限し、住宅ローンの金額を厳格に管理するようになった。 

詳しくは下記URLをご覧下さい。

https://www.epochtimes.jp/p/2021/09/78694.html


「三つのレッドライン」

 負債の対資産比率は70%以下、純負債の対資本比率は100%以下、手元資金の対短期負債比率は100%以上という三つのレッドラインに従って不動産企業を4分類し、それぞれの債務規模を制限する。
 三つのレッドラインを超えた「レッド企業」は有利子負債を増やしてはならない。二つ超えた「オレンジ企業」は有利子負債の増加ペースが年5%以内となるよう管理監督される。一つ超えた「イエロー企業」では有利子負債の増加ペースは年10%以内、レッドラインに一つも引っかからない「グリーン企業」では同15%以内に抑制される。
 本措置を受けて、不動産企業による土地取得面積は大きく減少しているほか、一部の不動産企業は資金繰り難から破綻のリスクに直面しており、その社債がデフォルトするか否かに注目が集まっている。
出所:新華社