憂国爺のひとり言

日米中の最新情報をお伝えして行きます

#三峡ダム#中国情報#台風9号#台風10号発生#建物傾斜#倒壊#原因

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  #三峡ダム#世界最大船舶用エレベーター

www.youtube.com

水位、流入量、放流量(出所、长江水利网)

 08月05日の03時00分現在の三峡ダムの水位は146.19m、流入量は記録なし、 放出量は10,000立方メーター/秒となっています。水位は若干上げています。f:id:akidgt:20210804050352p:plain
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三峡ダム2017/10/16から2020/9/18までの水位 昨年の大洪水の際の水位が如何に高かったが分かります。 

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直近24時間の降雨量です。

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本日、熱帯低気圧が台風10号に発達する見込みです。

最新中国情報

中国の建物が傾いたり倒壊する原因

  鄭州市では水が引いた後の復旧作業が始まりましたが、道路や建物の地盤沈下が著しく、鄭州駅とその周辺では軟弱な地盤が露呈し、立ち入りが禁止されているそうです。

 私が中国に滞在するようになった30年ほど前は、ちょうど建設ラッシュが始まった頃で、古い家屋は取り壊され、大型機材を使って土地をフラットにする作業が至る所で行われていました。

 そうした埋め立て地にも、高層住宅や公共施設、商業ビルを建設しましたので、今回の様な洪水が起きると、軟弱な基礎部分の土地が流され、ビルの傾斜や倒壊が起きてしまうのです。更に、下水処理施設に問題が有りますので、被害を拡大してしまいます。

 

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復旧作業で疲弊する鄭州市民「自力で何とかするしかない」 | 河南省 | 洪水 | 陥没 | NTDTV Japan

 

水害に見舞われた河南省鄭州市では町の復旧作業が始まりましたが、洪水によって鄭州駅の周辺では地盤が陥没し、多くの商店が深刻な被害を受けています。ゴミが散乱し悪臭が鼻を突く中で行われれる、壊滅的なダメージを受けた町の復旧は困難を極めています。

#水上の#楼閣#湖埋め立て#下水道

中国では降り続く豪雨で、北京、上海、浙江省、鄭州などの大都市が大洪水に見舞われています。
特に、地下鉄、道路の地下トンネル、地下の駐車場などが冠水し、数えきれない位の方々が亡くなっています。
 現地から投稿された動画を見ると、道路は川の様に濁流が押し寄せ、多くの車が流されています。
 さながら、水上都市の様な景観です。
そのきっかけは、豪雨によるものではあるのですが、治水がうまく機能してなく、人災とも言われています。
 ここ30年余りで、多くの都市には高層住宅、商業施設が建設されましたが、表面の華やかさに比べ建物の基礎部分の脆弱性が表面化してきました。
 昨年大洪水に見舞われた湖北省は長江の下流域ですが、此処には地名の通り多くの湖が点在していました。長江流域で洪水が発生した時の貯水池の役割を長年担ってきました。しかし、あろう事か市場を開放し、経済が上向くと、多くの湖を埋め立て集合住宅やら商業施設を立ててしまったのです。これはほんの一例です。
 更に、多くの都市が、下水施設が貧弱なうえ、運用面での管理がまともに行われていない結果、一旦豪雨が始まると道路が川の様になってしまうのです。
 中国だけでなく、地球規模で温暖化とそれに伴う豪雨が発生しています。
毎年この季節になると、中国で洪水が発生するのはこれらの要因が重なり合って生じたもので、簡単には解決できないでしょう!

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浙江省の大洪水

関連ブログ
#中国#洪水#多発の#原因#下水道❕

今年は、北京、河南省等多くの大都市が洪水で被害拡大が続いています。
日本でも大都市が大雨に見舞われることは年々増えてきていますが、都市全体がこれ程長期間、洪水に浸かる事は殆どありません。
 中国の大洪水の原因の一つが下水システムにある事は以前にも書きましたが、もう少し詳しく説明します。
 中国が下水整備を始めたのは、50年以上前からだそうです。その当時は、ソ連が中国の手本でしたのでモスクワの下水システムを参考に作ったそうです。しかし、モスクワは年間雨量が中国の1/3程度ですから同じ程度の下水道を作ったのでは雨量の多い都市では排水が十分に出来ません。
しかも、発展の速度が急速でしたので地面は大きな建物群とコンクリートで覆われ、人口増加も著しかったのでなおさらです。
 そこで、多くの都市で下水システムの改善を図ったのですが、保守点検管理等が機能していないのが現状の様です。
今年に限らず、毎年のように洪水被害にあう大きな原因が此処にあります。
 表面的には高層住宅、商業施設が立ち並び其の栄華を誇っている様にも見えますが、目に見えない基礎部分がいい加減ですから、そう長くは持ちません。
 今から100年前に統治されていた青島はドイツが自国と同様の下水システム作りました。
 日本の洪水対策とは雲泥の差が有ります。

 写真をご覧になればその違いにきっと驚かれると思います。


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中国の下水道

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青島
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青島

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東京
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台山原子力発電所1号機運転停止

6月に燃料棒の破損により放射能漏れの可能性があった広東省の台山原子力発電所は、7月30日(金)に公式サイトの声明で、問題が発生した1号機を停止し、破損した燃料棒の原因を突き止めて交換するためのメンテナンスを行うことを発表しました。

中国の泰山原発の出資者であるCGNPCが発表した声明によると、同原発の1号機の運転中に少量の燃料棒の損傷が発生したが、技術仕様の範囲内であり、安定した運転を続けることができたという。 しかし、1号機が世界的な「欧州型先進加圧水型原子炉(EPR)」であり、運転を開始したばかりであることを考慮し、中国とフランスの技術者が十分にコミュニケーションを取った上で、メンテナンスのためにプラントを停止することを決定しました。

 

#水上の#楼閣#湖埋め立て#下水道

中国では降り続く豪雨で、北京、上海、浙江省、鄭州などの大都市が大洪水に見舞われています。
特に、地下鉄、道路の地下トンネル、地下の駐車場などが冠水し、数えきれない位の方々が亡くなっています。
 現地から投稿された動画を見ると、道路は川の様に濁流が押し寄せ、多くの車が流されています。
 さながら、水上都市の様な景観です。
そのきっかけは、豪雨によるものではあるのですが、治水がうまく機能してなく、人災とも言われています。
 ここ30年余りで、多くの都市には高層住宅、商業施設が建設されましたが、表面の華やかさに比べ建物の基礎部分の脆弱性が表面化してきました。
 昨年大洪水に見舞われた湖北省は長江の下流域ですが、此処には地名の通り多くの湖が点在していました。長江流域で洪水が発生した時の貯水池の役割を長年担ってきました。しかし、あろう事か市場を開放し、経済が上向くと、多くの湖を埋め立て集合住宅やら商業施設を立ててしまったのです。これはほんの一例です。
 更に、多くの都市が、下水施設が貧弱なうえ、運用面での管理がまともに行われていない結果、一旦豪雨が始まると道路が川の様になってしまうのです。
 中国だけでなく、地球規模で温暖化とそれに伴う豪雨が発生しています。
毎年この季節になると、中国で洪水が発生するのはこれらの要因が重なり合って生じたもので、簡単には解決できないでしょう!

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浙江省の大洪水

関連ブログ
#中国#洪水#多発の#原因#下水道❕

今年は、北京、河南省等多くの大都市が洪水で被害拡大が続いています。
日本でも大都市が大雨に見舞われることは年々増えてきていますが、都市全体がこれ程長期間、洪水に浸かる事は殆どありません。
 中国の大洪水の原因の一つが下水システムにある事は以前にも書きましたが、もう少し詳しく説明します。
 中国が下水整備を始めたのは、50年以上前からだそうです。その当時は、ソ連が中国の手本でしたのでモスクワの下水システムを参考に作ったそうです。しかし、モスクワは年間雨量が中国の1/3程度ですから同じ程度の下水道を作ったのでは雨量の多い都市では排水が十分に出来ません。
しかも、発展の速度が急速でしたので地面は大きな建物群とコンクリートで覆われ、人口増加も著しかったのでなおさらです。
 そこで、多くの都市で下水システムの改善を図ったのですが、保守点検管理等が機能していないのが現状の様です。
今年に限らず、毎年のように洪水被害にあう大きな原因が此処にあります。
 表面的には高層住宅、商業施設が立ち並び其の栄華を誇っている様にも見えますが、目に見えない基礎部分がいい加減ですから、そう長くは持ちません。
 今から100年前に統治されていた青島はドイツが自国と同様の下水システム作りました。
 日本の洪水対策とは雲泥の差が有ります。

 写真をご覧になればその違いにきっと驚かれると思います。


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中国の下水道

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青島
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青島

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東京
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新型コロナ感染拡大、南京に続き#重慶、福建省も❕
 
中国国内で新型コロナの感染拡大が続いています。既に南京ではクラスターが発生した空港が閉鎖されました。
 更に、中国国家衛生健康委員会(NHC)は31日、同国で起きている過去数か月で最大規模の新型コロナウイルスの流行について、福建省と人口3100万人の大都市・重慶市にも広がったと発表しました。
 重慶市は、昨年は大洪水に見舞われ、今度は新型コロナウイルスの感染拡大です。
重慶には暫く滞在していた事が有りますが、多くの人が平気で痰を道路に吐くので感染拡大の一因になっているのではないでしょうか。
 今の所、寸灘の水位は安定していますが、洪水に弱い都市構造ですので、天候が気がかりな所です。

 

☆台山原発原子炉の停止を発表

中国国家核電集団(CGN)は金曜日、広東省の泰山原子力発電所で燃料の軽微な損傷が検出されたため、「メンテナンス」を行うと発表した。

これは、最近の放射線量の急上昇により、同原発での漏洩が懸念されたためである。

 台山は香港の西約80マイルに位置し、人口は100万人弱です。広東省は国内最大の省で、人口は約1億1500万人です。
出所:Newsweek
   詳細は下記URLをご覧ください。

           China's Taishan Nuclear Plant Shuts Down After Damage to Fuel Rods

 広東省は台風6号の直撃は避けられたのですが、道路、地下鉄は冠水し、各地で洪水が発生しています。
ー関連ブログー

台山原発事故 隠ぺい体質 フランスも⁉
 台山原発事故が明るみに出たのは、米CNNテレビが14日、「中国広東省台山市の台山原発から放射性物質漏れが起き、周辺地域の放射線量が高まっていると、建設と運転に協力するフランスの原子炉製造会社「フラマトム」が訴えていると報じ、問題解決のためにバイデン米政権に技術協力を求めている」と報道してからです。
 然しながら、EDF(フランス電力)は「今週、燃料棒の問題に関しては昨年10月には報告を受けていたが、ガスの蓄積について把握したのは今月12日になってから」と説明。今回の問題と中国当局の沈黙がきっかけとなり、EDFに対する批判が上がっています。
 台山原子力発電所はフランスがこの新型原発を設計し、それを基に中仏で建設した原発で、EDFは、同原発の一部を所有しており、運営する中国広核集団が株式の過半数を所有しています。

 

 中国政府は韓国政府と共に、ここ数週間、福島原発の処理水放出をめぐって日本の対応を公然と非難してきたこともあり、反発を招いています。

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☆不動産バブル、今度こそ弾けるのか⁉

 中国の不動産バブルについては過去何度もバブル崩壊について書籍が出回ったり、評論家の方々が話してきましたが、ここ迄バブル崩壊は起きませんでした。
しかし、此処に来て、習主席が公に不動産価格の急騰に危惧を抱いているとも言われ、具体的な施策も発表されています。又、金融界のドンと言われる中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)主席の郭樹清氏が、6月10日に上海市で開催された「陸家嘴金融フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、中国不動産市場について注目すべき発言を行いました。
 ビデオ内で郭氏は次のように述べました「外国為替、金、他の商品先物に投機している人達には、ほとんど一攫千金のチャンスがないだろう。これは、住宅価格が絶対に下落しないという賭けをしている人達と同じで、いずれ大きな代償を払うことになる」と述べたそうです。日本でも不動産バブルが起きた頃は土地神話が生まれ、不動産は値下がりしないと、多くの人が信じ込んでいました。
 中国でも多くの人々は同じ考えを持っており、不動産は値下がりしないと思っています。
 日本でもバブル崩壊は突然やって来ました。
以前のブログでも書きましたが、今回の不動産融資に対する締め付けを見ると、かなり厳しい内容になっていますので、いよいよ、不動産価格の頭打ちと下落が始まるかも知れません。

 香港、深圳には数年前までは毎年一、二度は立ち寄っていましたが、既に深圳の不動産屋さんの店頭には殆ど人はいなく、私が店頭に貼られたビラを眺めていると店から店員が直ぐ出てきて何やら話しかけてきました。
 既に、借地の上に建てた高層の集合住宅であるにもかかわらず、日本の都市、都市周辺の不動産よりも高く、一般の市民には遥かに手の届かない物件ばかりでした。
 借地権の売却で潤っていた各地方政府は誰も不動産の下落を望みませんからあらゆる手を使って価格の下落を防いだのでしょう。

  しかし、此処に至って、中国の若者の間で躺平(タンピン)主義で現状に不満を顕にするようになりました。 
  躺平(タンピン)主義という言葉は、金儲けをせず、金の奴隷にならないことや生活水準に対して欲が低く贅沢な暮らしはいらない。
 マイホームを買わない恋愛をしない結婚をしない子供を産まない職場での昇進も望まないことを指す言葉です。
 多くの人が不動産を買う意欲を無くしてしまえば、いくら政府が煽っても誰も不動産を買わなくなります。
 更に政府も、不動産市場に対し未だかつてない金融引き締めを行っています。例えば、「三つのレッドライン」を設置して、不動産企業への融資額を制限するなどです。
更に、各銀行に貸付限度額を設定して、不動産貸付に対し限度額を設けると規定することです。また今年上半期にはさらに、中国の銀行はすでに中古不動産市場への融資を基本的に停止したとも報じられています。
 

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北京洪水、地下鉄構内も冠水
 
北京では、連日降り続いた雨で地下鉄構内が冠水し,地下鉄も運行を停止しています。
 今年は北部での局地的洪水がしばしば報告されており、学校も休校を余儀無くされるケースも発生しています。

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冠水する地下鉄構内

☆オーストラリアのジョイス副首相は最近、中国共産党政権はオーストラリアにとって「ウイルスよりも脅威」であると公言した
  オーストラリアのジョイス副首相は最近、中国共産党政権はオーストラリアにとって「ウイルスよりも脅威」であると公言した。 学者:ジョイスの見解は、多くの人の心の中にある中共の位置づけと、中共の脅威にどう立ち向かうかについての考え方の傾向を表している。
出所:大紀元

https://www.youtube.com/watch?v=xUqLcHWrIss&t=3s

 此の所、オーストラリアは中共に対して、厳しい対応を取り続ける事を明確にしています。いまだに、新疆におけるジェノサイドすら非難する事の出来ない日本と対照的な姿勢を見せています。

#中国当局に損害賠償を請求#米国#3分の2賛同

  米シンクタンク、セキュリティ・ポリシー・センター(Center for Security Policy、CSP)と調査会社テクノメトリカ(TIPP)が共同で行った世論調査によると、約3分の2の米国人は、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の大流行をめぐって、中国当局に損害賠償を請求すべきだと認識している。専門家は、米国人の中国共産党政権に対する姿勢がますます強硬的になり、損害賠償請求は「中国共産党打倒の始まりだ」と示した。CSP/TIPPの調査は、6月30日~7月2日まで実施された。18歳以上の米国市民1424人から回答を得た。米シンクタンク、セキュリティ・ポリシー・センター(Center for Security Policy、CSP)と調査会社テクノメトリカ(TIPP)が共同で行った世論調査によると、約3分の2の米国人は、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の大流行をめぐって、中国当局に損害賠償を請求すべきだと認識している。専門家は、米国人の中国共産党政権に対する姿勢がますます強硬的になり、損害賠償請求は「中国共産党打倒の始まりだ」と示した。CSP/TIPPの調査は、6月30日~7月2日まで実施された。18歳以上の米国市民1424人から回答を得た。
ソース:
https://www.epochtimes.jp/p/2021/07/76113.html

 日本では、政府、マスメディアともに損害賠償の話は一切しません。
政府は中共に忖度してか、今回のパンデミックの起源については口を噤んだままです。
 

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☆四季開源ホテル倒壊事故続報
12日午後に倒壊した中国東部・江蘇(Jiangsu)省蘇州(Suzhou)の四季開源ホテルで、新たに9人の死亡が確認され、死者は合わせて17人となった。中国国営メディアは14日、捜索・救助活動が終了したと報じた。
 現場からは6人が救助され、6人とも容体は安定しているという。
国営テレビは、人数は明らかにされていないが、ホテル関係者が拘束され、倒壊原因の調査が進められていると報じた。中国では建物の崩壊や事故は珍しくなく、建築基準の緩さや汚職に関係していることも多い。
ソース:AFP 
 建物に限らず、品質管理の概念が定着していない事が、構造物の寿命の短さや、事故が多発する要因になっているのではないでしょうか。

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南アフリカのチャイナタウン焼け落ちる!

 ジェイコブ・ズマ前南アフリカ大統領(79)に対し、法廷侮辱罪で禁錮13月を言い渡す歴史的判決に端を発した暴動は、南アフリカ各地に広がり、現地時間の13日夜までに、暴動で72人が死亡、1,234人が逮捕されました。
 暴動により、各地の道路は封鎖され、警察車両は横転し、裁判所は閉鎖され、多くの大型ショッピングセンターは火を放たれ、煙が戦場のように立ち込めています。
人々は悲鳴を上げて逃げ惑い、商店は略奪され、瓦礫と化してしまいました。
ピーター・マリッツバーグにあるチャイナタウンも火に包まれています。
出所:AFP、新浪财经

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アフリカに進出した中国、中国人と現地の人々とのトラブルが増え、ニュースで取り上げられることが多くなって来ました。


#中国地方政府#払ったボーナス#返還命令#銀行#還付ローン始める❕

地方の財政が再び苦しくなり、多くの公務員や教師がすでに支払われたボーナスの返還を求められている。


 中国の河南省、江西省、広東省の公務員や教師は、最近、当局から支払われたボーナスや業績インセンティブ(変動賞与)の返還を要求されています。
 一部のケースでは、当局が第1四半期に1人当たりに支払った2万元を回収し、今後はボーナスを停止すると発表した。
公務員や学校の先生たちは、「大変な時代が本当に来た」と嘆き、悲痛な叫びをあげています。
出所:ラジオフリ―アジア 

Weiboのネットユーザーのチャットによると、上海、江西、河南、山東、重慶、湖北、広東で公務員のボーナスが停止され、すべて返還を命じられている様です。
現在、江西省の銀行では、ボーナスを返還する余裕のない人のために「還付ローン」を開始したそうです。

一度支払ったボーナスの返還要求とは穏やかでないですね。

 多くの家庭は生活費やローンの返済に使っているでしょうから簡単には返せないでしょう。いくら銀行が「返還ローン」を始めたとしても、それぞれの家庭では借金がかさむだけでしょう。公務員すら安定した生活が出来なくなれば、貧困層がどうなるか火を見るより明らかです。
 これ等の事は、トドの詰まるところは国家財政の問題で、いよいよ足元がぐらつて来た感が有ります。

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地元政府によると。7月12日午後、江蘇省蘇州市呉江区松嶺鎮遊河路188号にある
四季開源ホテルが倒壊しました。18時40分現在、閉じ込められていた8人が救出され、そのうち1人は死亡、4人は生命反応が安定しており、3人は救助中です。また、10名が連絡を絶っています。救助活動は本格化しており、事故の原因は調査中との事です。
それにしても、建物の倒壊など事故が此のところ多発しています。

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中国各地で豪雨による洪水発生

  中国の国営中央テレビは内陸部の四川省で9日から大雨が降り続き、11日までに12万人が浸水などの被害を受けたと報じました。
 各地で洪水が発生しているほか、土砂崩れに巻き込まれて一時、閉じ込められた市民もいたということです。

 中国北部でも洪水が発生し、北京では市内全域で小中学校が臨時休校となっています。  
隣接する河北省で撮影された映像では、大通りに濁流が押し寄せ、男性らが乗り物に乗ったまま流されています。  
 中国政府は今年の6月までに全国で相次いだ暴風や洪水などの災害で、農作物や住宅などに7000億円近い被害が出たと発表しています。

www.youtube.com

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☆昨日の夕方、関東地方に雹が降ったと、多くの方がツイッターに投稿されました。けっこう大きいですね。

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異常気象が続く中国でも、今年、既に雹が 降っています。
 6月には、吉林省長白山で連日降雪がありました。
昨年、同時期には、北京で今日の関東地方に降ったより大きい、ピンポン玉くらいの大きさの雹が降りました。
話題になったのは、その形状があまりにコロナウイルスに似ていた事でした。

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☆北京市と新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市を結ぶ、砂漠を貫く世界最長の高速道路が全線竣工・開通しました。同高速道路は、北京市から、河北省、山西省、内蒙古(内モンゴル)自治区、甘粛省を経由し、ゴビ砂漠や草原、湿地、山地を通り抜け、新疆ウルムチに達し、その全長は約2822キロメートルです。
京新高速道路は、新疆ウイグル自治区霍爾果斯(コルガス)市と天津港北部沿線を結び、最も速く海に出ることができるルートとなり、「一帯一路(the Belt and Road)」建設の推進に重要な役割を果たすと期待されているそうです。
 砂漠を突っ切って走ったら、さぞ爽快でしょうね!
どの位の通行量があるのでしょうね。
ちなみに、数年前で既に有料道路の収支は3千数百億元に達しています。
鉄道の方も採算度外視で建設しますので、高速鉄道関連だけで約6兆元(約102兆円)の巨額債務を抱えているそうです。

 

☆今年も雨季に入って以降、既に中国各地で異常気象が発生しています。
 長江流域では武漢が繰り返し洪水が発生していますが、今度は、昨年、大洪水が起きた重慶で大雨による洪水が発生し、道路は冠水、多くの車が流されています。重慶は山城とも呼ばれますが、市内でも場所によりかなりの高低差があり、一旦洪水が起きると溢れた泥水が長江に向け勢いよく流れ出します。

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☆昨年の長江流域の大洪水で大きな被害が出た武漢は、今年に入ってからも大雨の度に洪水が発生しています。3月には大雨が降った際、市内の大学で複数の教室で雨漏りが始まり、学生たちが外に避難しようとした時、重さに耐えきれなくなった天井が突然、落下しました。
5月下旬の時点では、湖北省武漢市の測量所では156年ぶりに最高水位を記録し、江西省ではすでに被害が発生しました。八陽湖の水位が急上昇したことから、江西省では56万人が避難、40万ヘクタールの農地が浸水しました。
 本格的な雨季に入ってからは、豪雨と雷雨が長江を含む広範囲の地域を襲ったため、洪水警報レベルを引き上げました。数日間にわたる豪雨で多くの道路が水没したため、武漢市は緊急洪水対応を4段階のうち2番目に高いレベルIIIからレベルIIに格上げしました。

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雨水で落下する天井。

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車から外がほとんど見えない程の大雨

#亡命者に#警告#血塗られた歴史 
☆ 此の所、中共から米国、英国等への大物を含む亡命者が後を断たないと報じられています。最近では米国の作家で中国専門家のゴードン・チャン(Gordon Chang)氏が、中国国家安全部の董経緯副部長(次官級)が米国に亡命したと語った事が報じられています。
 CCPはこの報道を否定ますが、619日付けの中央規律委員会のウエブサイトに「永遠に党を裏切らない事は、単なる誓いではない」と題した記事を掲載し、周恩来が処刑した顧順章の反逆例を挙げると共に、顧順章を永遠に共産党から除名するとした当時の中央通知を全文公開し亡命者に警告しています。
 この様な、隠しておきたかった残虐な事件を持ち出して、亡命者を脅さなければならない程、CCPは追い詰められているのではないでしょうか。

出所:
反逆者家族の処刑・周恩来のやり方。1931年周恩来は反逆者顧順章家族を処刑した例を持って、中共は亡命者を脅している。
 
環境工学博士(東京工業大学)李真実:自己紹介


 
習近平主席は、中共創立100周年記念の演説で、名指しをせずに「中共はもうイジメられてはならない、抑圧されたり、奴隷にならない。それを望む者は、必ず14億の中共国人の血と肉が築き上げた鋼鉄の万里の長城の前で、その頭をかち割られるだろう!」と発言しました。
 この発言で、西側諸国のメディアから大きく批判されたばかりの習主席が、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領とビデオ会議を行い、欧中関係について意見を交わしたとボイス・オブ・アメリカが報じました。
 習主席は善意を示し、各国が互いを助け合うことの大事さについて述べたと言います。
 フランスは武漢ウイルス研究所、先日事故を起こしたとされる台山原力発電所に深く関わっており、ドイツも経済的結びつきがとても強い国です。
 20年程前、重慶に滞在していた当時から重慶からドイツへの直行便がとんでいましたし、タクシーは全てフォルクスワーゲンの車でした。
習主席は、欧州の工業国である両国をどうしても引き留めたいのでしょう。

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☆広西チワン族自治区洪水

 激しい雨が広西チワン族自治区を襲い、46の県で100万人以上が影響を受けました。
広西チワン族自治区の一部の地域は、最近、大雨に見舞われ、瑞江川、栄江川、凱岐川、羅清川の上流を含む10の河川の16のステーションで洪水が発生しました。

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☆中国共産党創建100年の祝賀イベントを前に、河北省秦皇島市と遼寧省瀋陽市で6月30日に、ガス爆発の事故が発生しました。それにしても、爆発炎上事故が続きますね。
 ガスにしろ水にしろパイプ類の品質に問題が有るのでは。
昨年は、新築まもない上海の有名な高層ビルで天井から大量の水漏れが発生し、SNSで動画投稿されました。

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中国2都市で、同日にガス爆発 - YouTube


#三峡ダム#最新情報#長江上流#白鶴灘水力発電所#始動#総発電量#第2位

 長江上流に位置する白鶴灘水力発電所のタービン2基が28日、発電を開始した。
 この発電所は最終的に16基のタービンで構成される見通しで、来年7月の完成時には総発電量が三峡ダムに次いで第2位となる。 白鶴灘水力発電所は中国南西部の雲南省と四川省の境界線に位置し、長江上流の金沙江にある一連のダムの一翼を成す。 建設を手掛けた中国長江三峡集団によると、同発電所のダムの高さは289メートルで、国内でも最大規模かつ難度の高いプロジェクトの1つだが、建設に要した期間はわずか4年。 湾岸地域に電力を供給するほか、洪水が頻発する夏期に水流制御を強化することも目的としている。

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出所:ロイター

☆中国共産党創立100周年を迎える最中、中国各地で洪水が多発している。
28日、集中豪雨により、多くの市町で深刻な洪水が発生し、多くの家屋が流された。
中国メディアによると、現在、中国の計23の河川で警戒水位を超えた洪水が発生しているという。状況は、日々悪くなっており、洪水発生地域も増加しています。
 今年は、中国北部、南部が同時に局地的洪水にみまわれています。

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取り残された中州から牛の移動。
昨年と同じような動画が投稿されています。

昨日のブログ

☆27日正午から28日正午までに、中国北部、南部の河川17本で警戒水位を超える洪水が発生(中国の水利部)

北部:黒竜江の本流と支流のフマル(呼瑪)河 :保証水位を超えた
   アルグン(額爾古納)河        :保証水位を超えた

   嫩江本流
南部:長江の支流:御臨河(重慶)、秋浦河(安徽省)
   京杭大運河の太湖区間(江蘇省内)        
   甬江の支流である西大河(浙江省、寧波市)
   閩江の支流である建渓(福建省)      
                                  等  

中国西南部貴州の黄果樹景観地の一部は28日から一時閉鎖されている。
出所:AFP/CGTN



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出所:黒竜江省で洪水災害 住民「上流ダムからの放流が原因」 | 重慶 | NTDTV 

 6月1日から中国大陸が河川の増水期に入り、各地で洪水災害が発生しています。なかでも黒竜江省大興安嶺(だいこうあんれい)地区の搭河県(とうが-けん)は深刻な被害を受けており、堤防が決壊しています。被災者は、上流ダムからの水の放出によって、深刻な災害が発生したと話しています。

 中国水利部が20日に伝えたところによりますと、最近の持続的な降雨の影響で、黒竜江省、内蒙古自治区、江蘇省、浙江省、重慶市、四川省などの21本の河川で、警戒水位を超える洪水が発生しました。

☆中国仮想通貨マイニングの終焉
 モンゴル、新疆ウイグル自治区、青海省がこの2カ月間にマイニングを一掃する方針を打ち出したのに続き、マイナーにとって最後の希望と見られている四川省も最近、マイニングを完全に一掃する方針を打ち出しました。
この時点で、中国の主要なマイニングは全て門戸を閉じた事になります。
SNSには棚に整然と並べられた何百台ものマイニングマシンの電源が次々と切られる様子が投稿されました。
出所:Sina財経

中国、相次ぐ事故、火災、爆発
 此の所、毎日の様に連日、事故、火災、爆発のニュースが伝えられています。


☆6月27日、山東省 煙台市莱陽のワイナリー、爆発炎上。
 SNSに投稿されましたが、原因などは不明です。

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中国の武術学校で火災、18人死亡

 中国中部河南(Henan)省柘城(Zhecheng)県の武術学校で25日早朝、火災が発生し、少なくとも18人が死亡、16人が負傷した。県当局が発表した。
 既に火は消し止められ、当局が出火原因を調査している。警察は武術学校の責任者を逮捕したという。地元メディアによると、犠牲者の多くは7~16歳の寄宿生。北京のニュース配信プラットフォーム「今日頭条(Toutiao)」は、出火時に校内には34人の寄宿生がいたと伝えている。
出所:AFP

6月21日、雲南省の昆明外国語学院近くの変電所で爆発事故が発生。

昆明市は以前、度々訪れた所ですが、市内は結構建物が建て込んでいますので、
かなり被害が出ていると思いますが、詳細は分かりません。

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#連日の爆発事故#成都#電気自動車のバッテリー

 連日、爆発事故が続く中国で、昨日未明、四川省成都市で、集合住宅にある地区の中央駐車場で大量の電動自転車が充電していたところ、そのうちの1台が突然炎上し、火は瞬く間に広がり2から300台の電気自動車、バイクが燃えてしまいました。
燃えている間中、爆発音が鳴り響いたそうです。
 モバイルのバッテリが、爆発したり、火が出たりする話はよく聞きますが、電気自動車のバッテリーも爆発炎上するのですね。
 危ないですね!
  今回も、又、品質の問題❕

 

此の所、中国で事故災害が頻発しています。

今度は、6月20日午前3時、湖北省赤壁市の東州橋でタンクローリーが高さ制限フレームに衝突し、瞬時に爆発、炎上しました。死傷者はなく、当局の発表によると1週間の通行止めとなりました。 

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https://www.youtube.com/watch?v=q9YXhamrvV4


 先日、中国で事故災害が相次いでいるとブログしましたが、今度は重慶市で爆破事故です。
 建物でも施設でも品質には不安が有りますね。中国滞在中は新築の日本で言うマンションに住んでいたのですが、2年程で天井から水漏れ、調べると配管にクラックがありそこからリークしていました。
 それと、造る時にメンテナンスの事をあまり配慮していないので、トラブルが起きた時は手間が掛かります。公共施設などは、造る時には利益が出ますが、保守維持はお金が入ってこないので、日頃の手入れがなおざりにされることが多いです。
その辺のことが、事故多発の大きな要因の一つと考えられます。 

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出所:看中国

中国重慶市、地下駐車場で爆発事故 

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19日と20日、吉林省長白山で連日降雪

  長白山は6月19日、20日に豪雪に見舞われ、一瞬にして周りが真っ白になったと看中国が報じました。
 昨年の三峡ダム決壊危機、長江流域が大洪水にみまわれた際も、北京で雪が降り、コロナウイルに似た雹も降って来ました。上海まで降雪を記録しました。
 今の所、雨雲は中国南部に留まっていますが、今年はどうなりますか。

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https://www.youtube.com/watch?v=L-ReflcZFp4

 

中国・湖北省の市場でガス爆発が発生しました。
 地元当局によりますと、これまでに150人を救助しましたが、12人が死亡、37人が重傷だということです。
 このところ中国では、立て続けに爆発事故が起きています。
 中国国営の新華社通信は、習近平国家主席は今回の爆発について「深刻な教訓だ」と指摘。「負傷者を全力で救助し、死傷者の親族のケアなどの措置を行うほか、原因を速やかに究明し責任を厳しく追及しなければならない」とする重要指示を出したと報じました。

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過去のブログ
4 日間で 3 件の大量殺人があり、爆発で 8 人が死亡、4 人が負傷しました。
中南海は本当にパニックに陥ったそうです。出所:新聞看點

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相次ぐ地震  中国・雲南省で21日夜、マグニチュード6.4の地震が観測されました。地元当局によりますと、22日朝までに3人が死亡、27人がけがをしていてこのうち3人が重傷だということです。 また、およそ4時間後には青海省でマグニチュード7.3の地震が観測されました。
その後も地震は収まらず四川、山西、新疆、甘粛で発生しています。 昨年、大洪水が起きた時には、長江上流域で地震が多発しました。
洪 水  雨季の到来前に、局地的大雨が発生しているようで、江西、広東、広西で洪水が発生し、農地、道路が冠水し、家屋の損壊も発生してると報じられています。

♠日本は軍事力を増強すべき ♠中国によるシエラレオネ接近 ♠バイトダンス、CEOの張氏が退任へ ♠山口県議会と台南市議会 友好覚書締結  やっと、正論を堂々と述べる防衛大臣が登場した感が有ります。昨今の日本周辺の状況を勘案すれば、日本を守る為には防衛予算の増加は必須でしょう。 米税関、ユニクロの綿シャツ輸入差し止め 
 日本がCCPによるウイグルのジェノサイドに曖昧な態度を取っている間に、米国からお仕置きです。
アップルが中国当局に妥協か 
 赤いリンゴに❕
コロナ感染者が出た集合住宅は出入り禁止 
 中国は公けにはコロナウイルスを封じこんだとしていますが、今なお散発的に感染者が発生しており、感染者が出た家の扉を溶接したり。集合住宅の入り口を溶接する動画がアップされています。


ー 過去の中国関連ブログー
食糧危機、電力不足,水不足
 中国では食料価格が引き続き高騰していますが、特にトーモロコシの価格上昇が著しいようで。更に輸入拡大をはかるものと思われます。
 このブログを書いて、早3か月ほどが経ちましたが、食料不足は増々悪くなっているようですが、各国ともに自国の食糧を確保するのに窮しているようです。仕方なく、紛争の続いているインドから安くコメを輸入したのですが、此の事がインド国内で波紋を広げ、今後、輸入するのが難しくなりそうです。
その一方で、いま中国では電力不足が深刻な問題になってきたそうです。一番の理由は、中国との関係が急速に冷えたオーストラリアを制裁するため、食肉、鉱石、石炭等の輸入を止めた結果、自国の燃料不足に陥ってしまったそうです。水力発電の方も今年の大洪水で、大小のダムが損壊したそうですから、火力発電をカバー出来ないのでしょうかね。
原子力発電所の稼働についての情報は入ってこないのですが、この状況ですと昨年の大洪水の影響を受けているのかもしれません。長江流域には8基の原子力発電所があるとされています。

中国、長江で10年間禁漁 資源保護、漁師30万人が失業

「中国政府は1日、中国最長の河川、長江(約6380キロ)で10年間の全面禁漁措置を始めた。深刻な水質汚染で漁獲量が激減しており、資源保護が目的だ。ただ、失業する漁師は30万人規模に上るとされ、生活保障が課題となる。

禁漁の対象は長江主流のほか、主な支流や流域の湖にも及ぶ。長江は淡水魚の一大産地として名をはせてきた。固有種も多く、地元の料理店などで人気だった。一方、乱獲のほか、工場や住宅の排水による生態系の悪化も指摘されてきた。

農業農村省によると、1954年に年間約43万トンだった漁獲量が、近年は10万トン未満に激減した。」
と共同が報じました。

この問題については、何度も当ブログで指摘してきました。
遅きに逸したと思いますが、長江流域の漁民の方々は生活の糧を失います。
 三渓ダム建設以来、長江の生態系は破壊され、多くの生き物の命を奪ってきました。最も残念だったのは、三峡ダム建設前には長江に生息していた微笑みの天使と呼ばれていたスナメリ(別名揚子江川イルカ)の絶滅でした。

何とも愛くるしい表情ですね。

固有種で長江にしかいなかったイルカでした。

最後に見られたのは、2002年でした。

2006年に絶滅が宣言されました。

生きた姿はもう見られません。

地球に誕生して2000万年生き抜いてきました。

ダム建設で失った代償はあまりにも大きすぎます。

ハシナガチョウザメ、世界最大淡水魚一つでした。体長7m、体重450kgもありました。

長江に2億年以上生き抜いてきましたが、水質の悪化で2003年以降目撃されておらず絶滅したとされています。

The world's largest Sanxia Dam in China is in danger of collapse due to heavy rain on the Yangtze River for the last month.

Sanxia Dam construction destroyed the ecosystem and killed many creatures so far.

This is a picture of a river dolphin that lived in the Yangtze River.

The river dolphin was called the smiling angel.

What a lovely expression.

But river dolphin unfortunately became extinct in 2006 due to river pollution.

The last time we saw dolphin was in 2002.

Extinction was declared in 2006.

Spinner sturgeon was one of the largest freshwater fish in the world. He was 7m long and weighed 450kg.

Spinner sturgeon has survived in the Yangtze River for more than 200 million years, but Spinner sturgeon also has been extinct in 2003.



長江はダム建設以降、工場廃液、生活排水などでどぶ川と化してきました。
長江の魚がどれほど汚染されているのか定かでは有りませんが、川の汚染を見る限り既に食用には適していないと思っていました。
更に、長江流域には多くの原発が建設され、東洋経済は2012年に既に「江西省に造られる原発は江西省域内の長江のいちばん下流にある彭沢県内に位置する。このため、沿岸住民に影響は少ないというが、「長江沿いには22基の原発が造られ、江西省の上流にも建設される計画」と望江県裁判所の方光文・元裁判長は話す。

著名な原子力専門家の何祚シウさんも取材に応え、「昨年、彭沢県では例年にない干ばつに見舞われ、飲み水さえも不足した。そのような場所で原発を造ろうなんて、誰が考えたのだろうか」と首を傾げる。長江沿いであれば、必ず水があると思うのは幻想だ。」と報じていました。 いよいよ、来るべきものが来たと言った様相を呈してきました。
中国の船団が群れを成して、尖閣諸島領海内、東北地方でEEZを越えて乱獲を続けるのは、長江から流れ出す汚水で周辺流域は既に漁が出来なくなっている事も理由の一つです。
 長江の禁漁は、日本にも多大な影響を与えるという事です。

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三峡ダム決壊危機(10年前の状況)ー


  三峡ダムの危険性については建設前から指摘されていましたが、10年ほど前にもダムの決壊危機についてAFPが報じていました。
10年経ても危機的状況は変わらいばかりか、より酷くなって来ました。


2010年10月、 中国・長江(揚子江、Yangtze River)沿岸の湖北(Hubei)省巴東(Badong)県で大規模ながけ崩れが発生し、ワン・ソンリャン(Wang Songlian)さん(66)と近隣住民の住宅十数棟は、あわや土砂とともに長江に押し流されるところだった。 しかし巴東県では、このような話はもう珍しくない。街のあちこちで日常的に地滑りや土砂崩れが起きているのだ。 地元住民らは、三峡ダム(Three Gorges Dam)が建設されたことで一帯の地震活動に変化が起きたと主張している。「ダムのせいだ。(ダムに水が溜められた)2003年から地滑りと地震の頻度が増えて、以前よりずっと危険になった」とワンさんは嘆く。 ■「国家技術の粋」が抱える「無視できない」問題 これまで中国政府は、世界最大の水力発電ダムである三峡ダムを中国の工学技術の粋と位置付け、洪水や電力不足を解決する国家事業として誇示してきた。だが、今年5月、ついに政府は三峡ダムがさまざまな弊害を引き起こしていることを認めた。 これに、折りしも発生した深刻な干ばつがあいまって、今、三峡ダムをめぐる諸問題に改めて注目が集まっている。 三峡ダムの建設は1994年に始まった。建設にあたって、巨大ダムの大量の貯水の重みによって一帯の地質が変化する恐れや、数百万人が移住を余儀なくされる点、ダムの存在が川の流れを遮断し、汚物がせき止められて水質汚染が進む問題などが指摘されたが、批判は受け入れられることなく、複数の反対派が収監されてしまった。 けれど、すでに問題は政府が無視できないレベルまで達していると専門家は指摘する。 ■断層帯にダム、地震回数30倍に 三峡ダムが広がる長さ約600キロメートルの渓谷(長江三峡)は、複数の断層が重なった地形をしている。長江沿岸の斜面に開かれた巴東は、昔から地滑りの多い土地柄だが、住民らはここ数年で被害が急激に増えたと証言する。 地元高校の敷地内には地割れができ、地震のたびに広がってゆく。低地に住む数万人に対しては当局が移転命令を出したが、約束された補償金はいつまでたっても支払われない。補償金の未払いに関する苦情は、ダム着工によって移住を命じられた140万人からも挙がっており、結局踏み倒されるのではないかと住民らは語る。 カナダ・トロント(Toronto)のプルーブ・インターナショナル(Probe International)が公開した2010年の中国政府に調査結果によると、ダム周辺では2003年以降、大半はマグニチュード3以下と小規模ながら、地震の回数が30倍になった。 ■三峡ダムが招く悪循環 ダムへの批判は、今年に入って下流域の湖沼の数々がここ数十年で最悪の干ばつに見舞われ、周辺住民の生活を支える水源が草地に変わってしまったことで、より高まっている。反対派は、長江がこれまで通り自然に流れていれば、このような事態にはならなかったと指摘する。中国の水質汚染に関する著作がある作家のマ・ジュン(Ma Jun)氏は、「ダムで洪水の被害を和らげることはできるが、下流の湖に行き渡る水が減る。人びとは今になってそれに気がついた」と述べ、川の自浄機能の悪化による水質汚染も進んでいると語った。 国営メディアによると、こうした事態を受け、下流域の自治体には三峡ダムの負の影響を相殺する自前のダムを作ろうとする動きも見られ、問題がさらに悪化する懸念もふくらんでいる。 プルーブ・インターナショナル責任者のパトリシア・アダムス(Patricia Adams)氏は、三峡ダムの教訓を生かさず流域へのダム建設を続ければ、「長江が川として機能しなくなる」と警鐘を鳴らした。「そうなれば、これまで漁業や農業、河川交易で生活を立ててきた数百万人が苦しむことになる。三峡ダムによって破壊された地質や水質の改善には、永遠に終わりのない出費が必要になり、金食い虫と化したダムはやがて運転にも窮する羽目になるだろう」と語りました。  

三峡ダム決壊危機の要因

1.三峡ダムの建設地がそもそもダム建設に向いていないと指摘されています。ダムの建設された宜昌市は三峡の出口にあります。景勝地三峡が形成されたのは地質がもろく弱いからで、長年にわたり水流によって削り取られ渓谷が誕生しました。三峡ダムはそのような地盤の上に建設されました。


2.三峡ダムは長江プレートの上に建設されています。

長江プレートは華南の大部分を含むプレートで、東に沖縄プレート、南にスンダプレート、フィリピン海プレート、北と西にユーラシアプレートが位置しています。2008年の四川大地震はこのプレートの龍門山断層によって引き起こされました。又、この地震が三峡ダム建設による影響で起きたとする説もあります。

特に、三峡ダムが広がる長さ約600キロメートルの渓谷(長江三峡)は、複数の断層が重なった地形をしていますので、長江沿岸の斜面に開かれた巴東は、昔から地滑りの多い土地柄でしたが、ダム建設後、被害が急激に増えたと言われています。

カナダ・トロント(Toronto)のプルーブ・インターナショナル(Probe International)が公開した2010年の中国政府に調査結果によると、ダム周辺では2003年以降、大半はマグニチュード3以下と小規模ながら、地震の回数が30倍になったそうです。

設計、構造の欠陥が以前より指摘されていましたが、特にネットユーザーが昨年7月1日に三峡ダムが変形したGoogle衛星画像を投稿したことが発端で、注目を集めるようになりました。

中国当局ははじめの内は衛星写真の歪みによるものとして否定しましたが、その後、変形を認めたものの設計の許容範囲内だとしています。
では一体何故巨大なダムが変形してしまうのでしょう。それはダムの構造に第一の問題があるとされています。
常識的に構造物を建設する時は基礎を固めその上に建物や構造物を固定していきますが、三峡ダムは基礎の上に巨大な大きさの異なるコンクリートブロックを数十個並べ自重により安定を図る設計になっています。
基礎とダムが固定されていないのです。その結果、水圧とか温度により其々のブロックにかかる圧力に差が生じると変形が発生します。
変形が生じると当然のことながらコンクリートブロックの間に隙間が生じ水漏れが起きます。
一体何故、基礎部とダムを固定しなかったのか、大きな疑問が残ります。
この様な設計の基、建設されたのですが、コンクリートの質、使われた鉄筋が少い等、施工段階での問題点も指摘されています。

4.三峡ダムと長江上流、中下流の位置関係。
 四川省、重慶市の洪水が三峡ダムに如何に脅威になるか下の図を見て頂くと直感できると思います。
縦軸はメートル、横軸はキロメートルです。
此れだけ高低差のある四川省と重慶市からの土石流がゴミや廃材と一緒に三峡ダムに押し寄せ、ダムの壁に圧力を掛けます。
設計から工事、検査に至るまで問題が指摘され、既に多くのひび割れ、歪みが出ている三峡ダムが決壊から逃れるため、中下流域の洪水被害拡大を承知の上で過去最大の放流ゲイト11か所を開き、全力で放流するしか、ダム決壊を防ぐ手立てが無いのでしょう。

5.三峡ダム建設後の大雨で起きた今回の大洪水は何故ここまで酷い大災害になってしまったのでしょうか。下記長江の洪水の記録にもあるように、今回の流量を超す洪水を何度も経験していますし、三峡ダム建設の目的の一つが治水にあったはずですが、機能しませんでした。
 重慶、武漢、南京等では過去最高レベルの水位を記録したと報じられました。中下流域の重要都市を守るために犠牲となった安徽省は今も水に浸かったままです。
 私は、10数年前重慶に長期滞在していましたが、その開発のスピードは凄まじく、小高い丘は次々に整地され、高層の集合住宅が多くの場所で同時に建てられていました。
 中国の多くの都市では当然建設前に下水施設は整備したようですが、そのモデルを旧ソ連から受け継いだようで下水溝が狭く容量不足で、大雨が降るとマンホールが浮き上がるほどの勢いで下水が噴き出す様子が映し出されていました。
 更に深刻だったのは、三峡ダム中下流域にあった多くの湖が整地して宅地にされたり、アジア最大級の湿地帯は草原と化し、洪水が起きた時の泥水の逃げ場を自ら潰してしまったという事実です。

6.三峡ダム建設に反対し、強制労働を強いられた精華大学教授故黄万里教授の遺言。


ー精華大学教授故黄万里教授の遺言ー

  今年は大雨と三峡ダムの放水により、長江流域は上流も下流も大洪水が発生し、危機的状況になりました。
 三峡ダム建設によりこの様な事態に陥ることを予測し、当時の江沢民主席に3度も手紙を出し三峡ダムプロジェクトに反対したのが精華大学教授故黄万里教授でした。
 黄教授は米国イリノイ大学で博士課程を修了した中国水利専門家の第一人者で、良心の水利学者と言われていたそうです。
 しかし、結局、教授の手紙は受け入れられず三峡ダムは建設されてしまいましたが、黄教授は三峡ダムの完成を見る事も無く2001年8月27日に逝去されました。

黄教授が反対した理由は下記の通りです。
1)より低い長江の主な堤防の(崩壊長江下游幹堤崩岸)斜体
2) 航海の妨害 (阻礙航運)
3) 流域住民の移住 (移民問題)
4) 沈泥の問題 (積淤問題)
5) 水質の悪化 (水質惡化) : 下水施設の不備からどぶ川と化しています
6) 発電不足 (發電量不足)
7) 気象異常 (氣候異常):  豪雨の頻発
8) 頻発する地震 (地震頻發) : 四川地震(三渓ダム建設の影響とする説が有ります)
9) 住血吸虫症の蔓延 (血吸蟲病蔓延)
10) 生態系の悪化 (生態惡化) :既にスメナリ、チョウザメは絶滅したとされています
11) 上流の深刻な洪水 (上游水患嚴重) : 重慶を含む四川盆地の洪水の深刻化
12 )最終的には爆破せざるをえない (終將被迫炸掉)

 これまでの長江流域の大洪水等は、黄教授の危惧した通りの状況になっています。

 今年の豪雨による三峡ダム決壊危機と長江流域の大洪水は一旦収束したように見えますが、三峡ダムが存在し続ける限り、決壊、破壊の懸念をぬぐい去ることは出来ないでしょう。