憂国爺のひとり言

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#変異ウイルス#デルタ株#感染急拡大#オリンピック開催⁉

 6月23日に開かれた厚生労働省の専門家会議で『インドで確認された新型変異ウイルスの国内での感染力は従来のウイルスの1.95倍と推定される』という分析結果示されました。
 これまでのデータから試算すると、この変異ウイルスは7月12日ごろには全体の半数を超え、東京オリンピックが開幕する7月23日時点で全体の68.9%になると予測されるということです。

 ワクチン接種により、一旦は感染者、死亡者が減った国も、変異株の出現により新たに感染者が急増しています。

 イギリスでは、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株が、5月から急速に拡大した為、ジョンソン首相は、今週、イングランドで残っているほとんどの規制の撤廃をおよそ1か月延期すると発表したばかりです。
保健当局によりますと、イギリス国内で新たに感染が確認された人は、6月17日、1万1007人となり、2021年2月下旬以来、初めて1万人を超えました。

 ロシアでは、6月17日、1万4000人を超える新たな感染者が確認され、5月末と比べて6割以上多くなりました。

 米国は、アメリカ政府の首席医療顧問を務めるファウチ博士は、6月22日の会見で、アメリカ国内で検出される新型コロナウイルスのうち、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株が占めると推定される割合が5月8日の1.2%から6月19日には20.6%と急激に増加していると明らかにしました。

 中国も広東省市内で、インド型変異ウイルスを含む新型コロナの新規感染者が先月末から10日間で50人以上確認され、7つの地区が封鎖されていると伝えられています。

 日本は、オリンピックが開催する時期に、変異ウイルスのデルタ株による感染者の急激な増加が起きる可能性が高いと指摘されています。

 オリンピック参加国は、国内の変異ウイルス感染拡大によりオリンピックへの参加を見直す可能性も有ります。
 政府はこの様な状況を承知の上で、開催を決行するのでしょうか。

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