#台山(#Taishan)原発事故#中国南東部の停電#長江流域大洪水(昨年)#三峡ダム
台山原発事故が明るみに出たのは、米CNNテレビが14日、「中国広東省台山市の台山原発から放射性物質漏れが起き、周辺地域の放射線量が高まっていると、建設と運転に協力するフランスの原子炉製造会社「フラマトム」が訴えていると報じ、問題解決のためにバイデン米政権に技術協力を求めている」と報道してからです。
然しながら、昨年の長江流域大洪水の際、最も懸念されたのは長江流域にある原発の事故でした。
大洪水が落ち着きを見せた昨年の暮れ辺りから、広州、上海、北京まで電力不足が報じられ、停電も頻発しました。当時は、オーストラリアとの関係悪化から、石炭が輸入できず電力不足が発生したと報じられていましたが、停電の期間、エリアも広く釈然としないものを感じていました。
しかし、此処に来て、台山原発の事故が報じられたことにより、実は停電の原因は原発の事故によるものではなかったのかと考えが及ぶようになって来ました。
今回の台山原発事故の詳細はまだ明るみになっていませんが、両国は一刻も早く詳細を詳らかにする責務があるのではないでしょうか。
昨年暮れの停電については、過去のブログを下に貼っておきます。
台山原発事故 隠ぺい体質 フランスも⁉
2020/12 Blog #中国、#停電#続報#上海、#北京も
三峡ダムの24日11時現在の水位は173.8m、流入量記録なし、放水量8,780立方メートルと、この3か月間ほぼ同じ水準を保っています。
ー昨日のブログー
中国の停電が、 Instagram上海、北京にまで広がってきたと報じられています。その主な原因として挙げられているのは、オーストラリアとの貿易制裁による、石炭の輸入の停止、ロシアからの電力供給の停止が挙げられています。
もし、この二つが要因とすると、この停電は一過性のものではない可能性が有ります。
私が上海に初めて行ったのは、1982年でした。その頃はまだ中国は日常的に電力不足で、夜間は街は暗く、ホテル内の照明も節電でうす暗かったことをよく覚えています。
その後、電力不足を補うために多くのダムと水量発電所建設してきました。その象徴が、三峡ダムで、今年の雨季は長江流域の大洪水で、ダムの決壊危機がネット上を賑わせました。その陰に隠れて、あまり報道はされませんでしたが、長江支流に建設された中小のダムが決壊したり、発電所が流されたりしました。
電力不足は中国のアキレス腱です。
上海市明日の停電通知 広東省の多くの市で、予告なしで停電、断水。
時間と範囲が通知されています。
=22日ブログ=
今年の長江流域、黄河流域の大洪水、東北地方の干ばつ、イナゴ、バッタによる蝗害等で中国が食糧不足になる事は十分予測されていました。しかも、食糧不足に備えてストックしていた食料も横流しやら、粗悪品の貯蔵で食糧不足が一層深刻なものになってきました。
食糧備蓄の検査があるとの情報が入ると倉庫ごと燃やされてしまうケースも発生したほどでした。
中共はその事を早くから察知しており、関係が悪化している米国からトウモロコシや穀類を大量に輸入しましたが、それでも間に合わず、先日は同じく対立しているインドから大量にコメを輸入したそうです。そのインド国内では、農民がコメを安く中国に売った事に反発しており、今後、輸入できなくなりそうです。穀倉地帯の東南アジアも自国の食糧確保を優先している様で輸入するのが難しいようです。既に、食料品、特に豚肉が高騰していると報じられています。
中国の今年の冬は寒さが厳しいようで、各地で大雪が降り、路面も凍結しているようです。
更に、此処に来て電力不足が深刻になってきたとの情報が発せられています。
その原因の一つは、オーストラリアからの石炭の輸入を中共が止めている事にあります。
両国は、長らく貿易強化を柱に良好な関係が続いましたが、対中攻勢を強める米国と足並みをそろえる豪州に中共が反発。対立は経済分野から人権や報道の自由、安全保障にも広がっています。
豪州からの輸入禁止、制限は石炭のみならず、食肉等の食料品、鉱石等の原材料等幅広く行われています。
電力不足の要因は、他にもあり、現在、ロシアは中国への電力供給を止めていると報道されています。
電力不足は、日常生活に留まらず、工場も稼働停止に追い込まれますから、経済的にも深刻な打撃を受けます。
三つ目の不足。金不足です。此処に来て大型の国営企業の倒産が目立ってきました。
当初は不動産関連企業の大型倒産が目立っていましたが、此処に来て、包商銀行が破綻する金融機関が苦しくなってきており、多くの銀行が支店を閉じています。又、精華大学が管理する大国有企業紫光集団が発足僅か5年で債務超過に陥っています。香港の現状が、大きく影響しているのでしょう。
中国が国営企業の債務不履行増加に苦しんでいる
(出所:大紀元)
中国では企業の債務不履行が相次いでおり、国の債務の嵐を引き起こしています。今年の債務不履行の企業の多くは大規模な国有企業によるものです。
中国、不動産会社294社が破産 負債23兆円 銀行は中小企業への融資を停止