憂国爺のひとり言

日米中の最新情報をお伝えして行きます

#中国#台山(#Taishan)#原子力発電所から#放射性物質漏れ❕続報❕

 昨日のブログで、米CNNテレビが14日、『台山原発の原子炉を設計したフランス電力公社(EDF)傘下の原子炉メーカー「フラマトム」が、クリプトンとキセノンの蓄積を指摘して「差し迫った放射線の脅威」を警告している』と報道した事をブログにアップしました。
 又、EDFも14日、「同原発から異常なレベルの放射性ガスが漏れているというメディア報道を調査している」と語っていました。

 しかし、翌15日には、フランスの原子炉メーカー、フラマトム(Framatome)が、「14日、米メディアが放射能漏れの可能性を報じた中国南部の原子力発電所について、「機能上の問題」を解消しつつあり、安全基準内で放射性希ガスを大気中に放出した」と発表したとAFPが報道しました。
又、ロイターは「中国外務省の趙立堅報道官は15日、中国・広東省の台山原子力発電所で放射能漏れがあったとの報道について、同原発は関連する技術的要件を満たしていると述べた。また、同原発周辺の放射線量に異常は見られていないと述べた。』と報じています。

 たった、一日でこの変化です。コロナパンデミックに振り回されている間に、またもや厄介で深刻な問題が持ち上がって来ました。
杞憂に過ぎないのか、実は深刻な事態なのか、暫くは目を離せません。
 
 昨年の三峡ダム決壊危機、長江流域の大洪水で最も危惧されたのは、長江沿岸に設置されている原子力発電所への影響でした。

 
昨日のブログ
 米CNNテレビは14日、中国広東省台山市の台山原発から放射性物質漏れが起き、周辺地域の放射線量が高まっていると、建設と運転に協力するフランスの原子炉製造会社「フラマトム」が訴えていると報じた。問題解決のためにバイデン米政権に技術協力を求めているそうです。

 フランスメディアによると、フラマトムの親会社フランス電力は、原発を運営する合弁企業が放射性希ガスを大気中に放出したと明らかにし、中国当局の規制範囲内だとしています。

 CNNが入手した米政府へのフラマトムの文書などによると、フラマトムは既にフランスの安全基準を超えていると訴えています。

米CNNテレビは14日、中国広東省台山市の台山原発から放射性物質漏れが起き、周辺地域の放射線量が高まっていると、建設と運転に協力するフランスの原子炉製造会社「フラマトム」が訴えていると報じ、問題解決のためにバイデン米政権に技術協力を求めていると報じています。

 CNNが入手した米政府へのフラマトムの文書などによると、フラマトムは既にフランスの安全基準を超えていると訴えている

 しかし、米国政府関係者によると、懸念は十分に大きく、国家安全保障会議は先週、状況を監視するために複数の会議を開きました。その中には、副長官レベルの会議が2回、金曜日には次官補レベルの会議があり、NSCのローラ・ローゼンバーガー中国担当シニアディレクターとマロリー・スチュワート軍備管理担当シニアディレクターがその議長を務めました。
バイデン政権は、フランス政府やエネルギー省の専門家と状況を話し合ったと言います。また、米国は中国政府とも連絡を取っていますが、その程度は不明であると米政府関係者は述べています。

 米国政府はこの評価について説明を避けたが、NSC、国務省、エネルギー省の関係者は、中国の一般市民に何らかのリスクがある場合は、原子力事故に関連する現行の条約に基づいて米国はそれを公表する必要があると主張しました。

現在、中国当局は規制値を上げて運転を続けていると報じられています。

出所:

https://edition.cnn.com/2021/06/14/politics/china-nuclear-reactor-leak-us-monitoring/index.html

Exclusive: US assessing reported leak at Chinese nuclear power facility

泰(台)山原子力発電所
1985年に着工。1991年12月15日に試運転を開始、1994年に正式に稼動した。
秦山原子力発電所(しんざんげんしりょくはつでんしょ、中文表記: 秦山核电站、英文表記: Qinshan Nuclear Power Plant)は、中華人民共和国の浙江省嘉興市海塩県秦山鎮に建設された原子力発電所である。運営管理は、秦山核電公司(中国核工業集団公司の子会社)

f:id:akidgt:20210615065956p:plain

f:id:akidgt:20210615070728p:plain